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木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判 ブログトップ

百合子さんの墓前で 学校職場の改善を誓う [木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判]

9月22日(土)木村百合子さんのお墓へ
 29日の命日を前に、百合子さんの眠る墓地へ
お墓参りに行ってきました。

 墓前で、学校現場がより安心安全の職場になるよう
頑張ることを誓ってきました。
 また、支援する会代表と、県教委、磐田市の教育委員会、学校現場の現在の状況について、いろいろ情報交換をしてきました。
 壁は厚そうですが、貴重な判決をもとに、
改善に向けて、取り組んでいこうと確認しあいました。
12.9.22木村百合子さんの墓参り.JPG

 尚、10月6日(土)2時から、浜松のザザシティで、
木村裁判勝利集会が行われます。

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二度と繰り返さないで!県教育長に要望 [木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判]

二度と百合子さんのような悲劇が起きないよう
静岡県教育長に要望


 木村百合子さんのお母さん、弁護団、支援する会、全教静岡、安健センター、高教組は、
 9月13日(木)
 静岡県教育長に対して、下記の『要望書』を提出しつつ、
 直接静岡県教育長に、二度と百合子さんのような悲劇が起きないよう
 要望しました。

 マスコミ各社も駆けつけたので、ニュース等で映像もご覧ください。


要 望 書

平成24年9月13日
静岡県教育委員会御中
原告木村憲二木村和子
原告弁護団
故木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判を支援する会


平成16年9月、指導困難児ヘの対応と担任学級の運営に苦悩して、着任後わずか6ヶ月で自死した新採教諭木村百合子さんの事件について、地方公務員災害補償基金静岡県支部は「公務外」の原因による死亡と認定していましたが、平成24年7月19日、東京高等裁判所は、一審の静岡地方裁判所に続き、木村先生の死は公務が原因によるものであると判断しました。そしてこの判決は確定しました。


 私たちは、本裁判勝訴の確定を受け、貴委員会に対して、静岡県において二度とこのような痛ましい事件が起きることのないよう、本件事件が発生した原因を把握し、対策を講じられるよう、重ねて要望いたします。


1.本件で木村先生が担任したN君のように発達障害が疑われる児童や指導困難児について、学級担任一人に責任を負わせるのではなく、教職員が協力して柔軟で専門的な対処ができるような体制を各学校がきちんと組んでいるかどうか確認してください。
 「学級がうまく機能しない状況」が発生した場合にも、学級担任一人が責任を負うことのないよう、教職員が協力して柔軟で専門的な対処ができるような体制を各学校がきちんと組んでいるかどうか確認してください。


2.各学校において上記1のような体制が無理なく組みうるように、人員を確保してください。


3.教職員の精神的・肉体的負荷を軽減するよう、教職員定数を増大してください。


4.新採教諭からのSOSにきちんと対処できるよう、初任者研修制度の改善をしてください。


5.全ての管理職が、発達障害をもつ児童あるいは発達障害が疑われる児童に対する学校教育のあり方について正しい知識を備えていることを確認してください。


6.全ての管理職が、教職員の心身の健康ヘの配慮を怠っていないことを確認してください。



県教育長とのやり取りから
 15時30分から16時まで、お母さん、弁護士ほか計7名で行きました。県側は教育長、次長をはじめやはり7名ほどでした。驚いたのは、報道関係が部屋にびっしり。30分間取材していました。

教育長のコメント

・ 残念で、悲しい事件。真摯に受け止め、重要性を再認識している。
・ 数日前に本を読んだ。
・ 新採者はみな助けられながら一人前になってきた。協力し合いながら成長していく。
・ 二度とおこらないように、いろいろと検討をし、またおこなっていることがらを再確認する中で、気概と使命感を持って取組みたい。
・ 多忙化解決は難しいことだが努力したい
・ 学校と学校外との役割分担をすすめるようにしたい。
・ 初任研については、改善を進めてきているが、再度見直し、子どもたちと向き合う時間を確保できるようにしていきたい。
最後に、
・ 大きな教訓としたい。
・ 8ヵ年もかかったことについて、もっと早くすすめられるべき だと思っている。


小笠原弁護士の話

・ 裁判所の事実認定とは、社会一般通念からして妥当かどうかということ。
・ 今回の裁判では、学校現場(県側)と裁判官との間に大きな乖離があった。
・ つまり、百合子さんの職場の管理職などから「たいしてことではない」「支援もしてきた」
に対し、
 裁判官は「重大なことだ」「支援とはいえない」と事実認定をした。
・ 教育現場の常識がおかしいと指摘されたということだ。

具体的に言うと、
★ 基本的に担任とは一人で対応すべきなんだ。(教育現場)
  に対し、

→ チーム体制こそ必要で、それが基本。補助的サポートではなく、システムとして構築すべきことだ。(判決)


 人の配置等すぐにはできないこともあるが、放置したら第二の木村さんが出ることは間違いないと思うので、受け止めて対応していただきたい。



 
 このあと、磐田市教委にも出かけると決めました。
 全教静岡が単独で、磐田市教委と話し合う場の設定はそのあと要求していきます。



 小笠原さんが述べられたように、特に管理職を中心とした現場は担任というものをそのようにうけとめていたなと、その上での支援体制をと考えているように思います。


 全教静岡はこれまでも本当の支援ができる人的配置を含めた体制作りを要求してきましたが、よりいっそう強くした運動を展開していきたいと思いました。
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7月19日(木)判決 勝訴に向けて [木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判]

木村裁判控訴審第1回口頭弁論は、結審の場に!

7 月 1 9 日 ( 木 ) 判 決 !

 5月10日(木)東京高裁で、木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判の第1回口頭弁論が開かれました。(平24年(行コ)第42号公務外認定処分取消控訴事件)

 その場で、三橋和雄裁判長は、事実関係は既に地裁段階で明らかとし、新たな証人尋問申請も受け付けず、判例もあるので、7月19日(木)13時15分に判決を下すことを明らかにしました。
 この間、5分程度。法廷に入ることのできない方たちは、隣の弁護士会館の会議室に移りました。しかしその方たちを傍聴者が追い越すほど、法廷はあっけなく終了していました。

 東京高裁第808号法廷は、開始時刻14時の30分前から既に傍聴者で満員でした。廊下や待合室には、傍聴に駆けつけた方々が大勢あふれている状態でした。
 「静岡地裁の時は、見知った顔の人たちが多かったですが、今日は知らない顔の人たちが多く、この木村裁判の社会的広がりを感じました。」と小笠原弁護士が感動するほどで、7、80人はおられたのではないでしょうか。傍聴できないと分かって、帰られた方もおられました。ごめんなさい。
12.5.10木村裁判控訴審報告会①.jpg

 もちろん静岡県からは、マイクロバスで20人など、多くの支援する会の方たちが顔を見せていました。浜松、磐田、掛川、静岡、三島などのみなさんです。全教静岡もね。


 しかしそれ以上に多かったのは、他県の方です。
 「自分の問題、日本の学校、日本の子どもの問題として考えたい。」と木村裁判を支援する会・東京のみなさん。
 「学校で教師が追い詰められたら大変。橋下市政の危うさに同じ。」と、大阪のキリスト教会の方。
 「妻も、中学の教師をしていて、過労死した。他人事ではない。」(裁判で公務災害が認められました。)と堺の方。
 「新宿区の新採教員わずか2か月で長女は自死した。4年かかって基金支部審査会で公務災害と認められた。私も中学校の校長だが、木村さんの当時の校長は、校長の風上にも置けない。」とお父さん。続けて、「西東京市でも新採が自死し、横浜市でも体育教師が脳溢血で倒れている。平成17年のことなのに、まだ基金は、審査中。基金は悪い。なくしたい。」と、お父さん。
 「私の夫は小児科医で、過労死した。過労死をなくそうと、過労死防止基本法制定の運動に取り組んでいる。」と、全国過労死家族の会の中原さん。(注 「過労死防止基本法」制定運動については、
http://www.stopkaroshi.net/index.html を参照してください。6/6に院内集会を予定しているようです。署名にもご協力ください。上記サイト内の「お願いしたいこと」から、署名用紙、リーフなどがダウンロードできます。)

 「特別支援学校の中で、人間関係に悩み同僚が休職後自死した。7年もかかって公務災害として認められた。しかし学校の改善なくして前に進めないと、損害賠償請求訴訟を県に対して行った。残念ながら、三審とも敗訴。公務災害として認めながら、当局の責任を免除するとは許せない。」と、埼玉の退職された教員の方。
 「若者の労働相談活動を行っている。過労死も、木村さんの事例も、若い人にとっても他人事ではない。」と、10数人で駆けつけてくださったのはNPOの方たち。わっかいな~。うれしいなあ。
 もちろん、全教や都教組の方の顔も。
 弁護士会館で借りた「報告会」の部屋は、25人程度の椅子しかありませんでした。つまり、2/3は立って聞いていたのでした。ご苦労様でした。
12.5.10木村裁判控訴審報告会②.jpg

 上記の発言の前に、弁護団からの報告がありました。
 「基金側は、地裁と同じ主張しかできない。つまり、木村さんの困難さ、混乱はどの教師も経験する程度、通常の範囲内のものだった、と言うだけ。静岡地裁判決で決着がついたもの。新しい主張は何もない。マスコミやインターネットの書き込みに惑わされて、裁判所の立場とはいえない、と泣き言さえ書いている。」
「私たちは、地裁段階の最終準備書面に力を入れ、全てを出し切った。(結果、静岡地裁で勝利。)はじめ反論を書く気になれなかった。でも、書いてみたら、『素晴らしい』ものが出来上がって、勝ったと思っている。結審と判決が早いので、展開は有利だが、東京高裁は信用できない、不安もあり楽観はできない。」
 「逆の訴訟で、高裁で2ヶ月という早さで勝ったことはない。だから逆に大丈夫だろう。」


 「過労死全国弁護団では、基金審査会で結論を長引かせるのは、違法だという確認請求を起こす予定でいる。」とのことです。前述の発言があるように、4年とか7年とかかかっています。木村さんの場合も、2004年に亡くなられてから、提訴まで(基金中央審査会が結論を出さないので)4年かかっています。

 最後に、木村さんのお母さんから、「意気消沈することもあるが、こうやって集まってくれるのをみるたび元気を取り戻している。」と感謝の言葉が述べられ、報告会は終了しました。

 外の雷雨のうっとうしさを吹き飛ばす日となりました。
 楽観は禁物ですが。

 判決まで2か月、さらに支援の輪を広げましょう。


 上記発言にあった、「過労死防止基本法」制定の署名にもぜひご協力ください。


 報告会の様子を動画で見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=g_1wNpmb6a8&feature=youtu.be
http://www.labornetjp.org/news/2012/0510hokoku
 地裁段階から、毎回駆けつけてくださって、YouTubeに動画を投稿していただいている湯本雅典さんによるものです。前後のインタビューなどもあって、その時々の支援する方たちの思いも伝わってきます。
 是非ご覧ください。


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5/1メーデー!   5/10木村裁判傍聴を! [木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判]

◆ 5/1(火)静岡県中央メーデー

 5月1日(火)駿府城公園 東御門前広場
  9時30分から


◆ 木村裁判傍聴のお願い

5月10日(木)東京高裁(控訴審)第1回口頭弁論14時~第808号法廷
「傍聴」について 
傍聴は、誰でもできます。(地裁と違って、入り口に空港のようなチェックゲートがありますが、後は傍聴自由です。)
14時開始で、すぐに終わる(書面交換等)可能性もありますので、注意してください。
法廷傍聴後、別の場所で弁護士から内容の説明等がある予定です。

① 静岡県内から支援する会がバスを出します。
浜松から磐田、静岡、三島とバスが出ます。
(静岡など乗車場・到着時刻は未定。参加者のご都合を調整中。
浜松を8時に出ます。)
( 申込の際に希望を伝えてください。)
交通費は無料。バス代は支援する会の負担です。(但しバス内で、カンパの訴えはあります。)
このバスで行きたい方は、下記に直接連絡してください。
申込先・問い合わせ
橋本さん(支援する会事務局、安健センター事務局長)
電話054-287-1293(安健センター事務局・静岡県評と同じです。)
    FAX054-286-7973 (同上)
安健センター
電子メール アドレス :
ankenshizu@moon.wbs.ne.jp

※参加申込をされた方は、全教静岡(全静岡教職員組合)にもご一報ください。
全教静岡
電話054-253-3331 FAX054-270-7802
電子メール アドレス :
zenkyoshizuoka@dream.ocn.ne.jp

② 直接行かれる方も大歓迎です。
    東京高裁は、
地下鉄東京メトロ『霞ヶ関』A1出口を上がってすぐです。
丸ノ内線・千代田線・日比谷線で行くことが出来ます。
東京駅から丸ノ内線が接続しています。(新幹線の反対側)

直接行かれる方も、是非全教静岡までご一報ください。

③ 本が出ました。
『新採教師の死が遺したもの』~法廷で問われた教育現場の過酷~
久冨善之/佐藤 博 編著  発行・高文研 1,500円
是非、お読みください。また普及にご協力ください。

控訴審でも再び勝利で、基金の姿勢を変えましょう!
教育現場の真の「改革」を実現しましょう。
木村さんが所属していた県教組は、支援を拒んだそうです。なぜ?
みなさんの力をお貸しください。

今後もご協力ください。

ご意見等もお寄せください。

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お母さん、弁護士さんらが、静岡県教委に要請 [木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判]

 静岡市内、インフルエンザが蔓延しています。
 
 子どもたち、ご家庭のみなさん、気を付けてください。

 また、教職員のみなさん、教室など逃れられない場にいます。ご注意、ご自愛を。

 特に、濃厚感染の場で「患者」と接触し、連絡し、報告し、対応を協議し、普段の仕事もこなさなければならない養護教諭(保健室の先生)のみなさん、無理をなされないように。



 さて、1月23日、百合子さんのお母さんや弁護士のみなさんと、静岡県教委に下記の「要望書」をわたしながら、要請に行ってきました。マスコミも数社来て、当日のニュースや翌日の新聞で報道していました。

 「要望書」と「やりとり」をお伝えします。長いですが、読んでください。

要望書

平成24年 1月23日

静岡県教育委員会 御中

原告 木村憲二 木村和子

原告弁護団

故木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判を支援する会

 平成23年12月15日、静岡地方裁判所は、新規採用教諭であった木村百合子先生が、多動性・衝動性の顕著な指導困難児への対応と担任学級の運営に苦悩して精神疾患に罹患し、着任後わずか6ヶ月で自死した事件において、木村先生の死は公務が原因であると判断し、公務外の原因による死亡であるとした地方公務員災害補償基金静岡県支部の認定を取り消す判決を下しました。

 静岡県において二度とこのような痛ましい事件が起きることのないよう、貴委員会においても本件事件が発生した原因を把握し、対策を講じられるよう、強く要望いたします。

1.本件で木村先生が担任したN君のように発達障害が疑われる児童や指導困難児について、学級担任一人に責任を負わせるのではなく、教職員が協力して柔軟で専門的な対処ができるような体制を各学校がきちんと組んでいるかどうか確認してください。

 「学級がうまく機能しない状況」が発生した場合にも、学級担任一人が責任を負うことのないよう、教職員が協力して柔軟で専門的な対処ができるような体制を各学校がきちんと組んでいるかどうか確認してぐださい。

2.各学校において上記1のような体制が無理なく組みうるように、人員を確保してください。

3.教職員の精神的・肉体的負荷を軽減するよう、教職員定数を増大してください。

4.新採教諭からのSOSにきちんと対処できるよう、初任者研修制度の改善をしてください。

5.全ての管理職が、発達障害をもつ児童あるいは発達障害が疑われる児童に対する学校教育のあり方について正しい知識を備えていることを確認してください。

6.全ての管理職が、教職員の心身の健康への配慮を怠っていないことを確認してください。

要請するお母さんと小笠原弁護士
12.1.23木村裁判県教委要請.JPG



県教委要請のやりとり


□塩沢弁護士 

 木村さんの自死は2004年、東京でも2006年にあった。12/15の判決は、木村さんの困難さを十分考慮したもの。

 ご遺族は、金銭的な要求ではなく、真相を明らかにしてほしい、そして同じようなことのないようにという思いで提訴している。弁護団も同じ思いである。

 この判決を機会に県教委も対策をたててほしい。

□木村さんのお母さん・和子さん

 娘は念願の教師になって喜んでいた。子ども一人ひとりを大事にしようと教師生活をスタートさせた。今、残念とか悲しいを通り越した思いでいる。

 それぞれの子どものお母さんは、大事に大事に子どもさんを育てている。そのような学校で、二度と娘のようなことがないような対策をたててほしいと願っている。

 しかし、その後、教育委員会の対策がたてられたということを聞いていない。どのような対策がたてられているのか、教えてほしい。


□小笠原弁護士

 基金と県教委との関わりがよくわからない。県教委は、木村さんの事例をどう把握しているのか。


■県教委学校人事課長

 基本的に、県教育長も私たちも、概要は承知している。


□小笠原弁護士

 1.採用選考試験で、ふさわしいとされた新採教員が、半年後に自殺していることをどう捉えるか。

 2.NくんなどAD/HDが疑われるような子の指導や苦労、新採教員が担当していることをどう考えているか。

 3.そのサポートは、本来どうあるべきと考えているのか。

 4.初任者研が機能している、あるいは機能していない、改善の余地は、などをどうとらえているのか。

 5.管理職の指導や対応の問題について。(平成15年3月「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」が出され)平成16年に文科省が「小・中学校におけるLD(学習障害),ADHD(注意欠陥/多動性障害),高機能自閉症の児童生徒への教育支援体制の整備のためのガイドライン」を示した。

 にもかかわらず、木村さんの所属した小学校の校長は、ADHDの認識すらなかった。当時「木村さんは、いたずらっ子に手を焼いていた。」と答えている。

 また、教頭は、証人尋問でも明らかになったように、支援体制に問題があったという認識がない。

 さらに、7年たったにもかかわらず、学校の中で支援体制など改善されていないのではと、強い懸念を感じている。学級がうまく機能しないことを「担任が悪い」でなく、柔軟に専門的に支援していくことが必要だと感じている。


■県教委学校人事課長

 他の課も対応しているが、学校人事課としては、二度と起きないようゆるぎない対策を考えている。

 1年目に退職される方でメンタル面での退職者がいる。特に若い女性が多いと感じている。ケア必要だ。

 特別支援学級は毎年増えている。人材や設備など課題。

 発達障害についても、教育の必要性、量的質的に充実させたい。ADHDなどの知識や技法(記録者?)

 初任者研の負担については違う課で扱っている。初任者に身に付けてほしいことがある。ただ、1年目に必要なことか、もう少したってからやってもいい内容なのか、検討している。

 精神疾患について、管理職の知識や理解が必要。そういう目で目配りしてほしいと、研修会等で伝えている。もっと進めていきたい。


□ 小笠原弁護士

 浜松市では、担任と特別支援教育コーディネーターとで進められている。必要な場合、加配があると。

 そうでないと特定の先生に負担がかかる。専門の人を置くための予算確保が急務だ。人が増えない限りできない。

 初任者研について、木村さんは記録をずっと付けていた。しかし、指導担当の教務主任は、校長しか伝えておらず、他の教員は知らない状態だった。また、初任者指導員が週1回来て木村さんを指導していた。従って磐田市教委も、木村さんの学級の状況はつかんでいたはずだ。でも、必要な指導・支援が入らなかった。学級の状況を把握するツールをつくってほしい。

 磐田市は8千万円の予算で人を増やした。


□ 塩沢弁護士

 以前は、共通意識でみんなでサポートできた。今は一人で抱え込むことが多いと。

 教職員の不祥事が言われるが、出方は違うが、同じ状況で起きていると思う。


■ 学校人事課

 多忙化の解消は大きな課題だ。

 人的な保障として、県でも支援員制度などを行っている。


□ 小笠原弁護士

 県独自でも、人を増やしてほしい。


□ 支援する会

 磐田市の地元から、木村さんについての情報が入ってこない。どうしてなのか。 

N君の、木村さんが持った4年以外の担任が、基金側で意見書を出している。「大変な子ではなかった」という内容だ。しかし、それは教育的課題の問題であって、公務災害、つまり誰かの責任を追求するような損害賠償ではない裁判に、同僚が立場を相手側に寄せるのは、おかしい。そういう状況も県教委としてとらえていてほしい。

 木村さんのいた学校が、ソフィア研究指定校(磐周教育研究所)と文部科学省指定 教育の国際化推進地域指定事業センター校を同時に受けていた。学校現場を知る者から見ると、大変忙しく自分のクラスや発表のことで、教職員に余裕がなかったのではと想像できる。

 今回の判決に対する県教委の姿勢からすれば、基金の控訴を取り下げるように言ってもいいのではないか。控訴当事者の基金支部の副支部長が、前教育次長であることも解せない。再三学校現場や初任者の実状について話してきていたのに。

 高校や中学校と違って、小学校は、人数面からも、新採が担任を持たざるを得ない。新採が学級運営で苦悩しないよう、必要な人的保障が必要だ。





県教組要請について

 県教委要請の後、お母さんと小笠原弁護士が、木村さんの所属していた静岡県教職員組合(静教組)の役員に対し、支援の要請に行かれました。

  応対した役員の返事は、おおよそ下記のようだったということです。

 「組合は,裁判闘争には関わらないことにしている。事件のことを会報に載せるだけでも『関わる』ことになるので,応じられない。」

 「裁判闘争に関わらないことになっているが,現場からの声が上がってくれば,別です。」
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東京高裁(控訴審)に向けて [木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判]

東京高裁(控訴審)に向けて          
静岡地裁判決の前進面

「 」内は主に判決から

1.新採教員(初任者)への支援の不備を指摘
 ① 新採に酷
「新規採用教員に対し、高度の指導能力を求めること自体酷」
 ② 支援体制「支援が行われたとは認められない」
 「こうした状況下にあっては当該教員にたいして組織的な支援体制を築き、他の教員とも情報を共有した上、継続的な指導・支援を行うことが必要」

2.「平均人基準説」を否定 「弱者(本人)基準説」
 「同種労働者の中でその性格傾向が最も脆弱である者を基準とするのが相当」
 ※ 基金はここにカチンと来ているのではないか。(控訴理由?)
   弱い者に税金を使うわけにはいかないというのが基金の立場。

3.うつ病発症後も公務起因を認める
 基金は、裁判中の主張でも、5月にはうつ病を発症しており、百合子さんは弱かったのだから、その後の公務や支援の問題は争点にはならないという姿勢であった。最近の裁判でもその傾向が強い。

4.指導者の「年齢・性別・経験等」によって児童の反応が違うことに理解を示す
 百合子さん以外のN君の担任は、なんと基金側で意見書を提出していた。
 男の先生の言うことは聞くけど・・・。

基金の控訴理由
「基金本部の判断」(基金事務局)

「総合的に判断して」(基金静岡県副支部長)注 この副支部長は前の静岡県教育次長


判決の問題点

1.新採に絞っていること~実際は同様の困難を抱える教員は、若手からベテランまで存在~ 

「4月に採用されたばかりの新規採用教員であったことを考慮すれば」など。
 しかし、現実にはベテランの教員も、あるいは、ベテランであるために、今までの裁量ではいかんともしがたい事態に陥りやすいのが実態です。弱みを見せる場がないので、余計深刻な事態に。

2.長時間勤務の実態を軽視(無視)
「始業時間が開始する前に一定程度時間に余裕をもって出勤し、始業に向けて準備を行うことはいわば社会人として当然」
「持ち帰り残業」も「日常的かつ長時間」認め難い。
「おおよそ毎日午後6時から7時の間には帰宅」は超過勤務とは認めない。 

3.パワハラを認めず 
「おまえの授業が悪いから荒れる」、
「問題ばかり起こしやがって」、
「アルバイトじゃないんだぞ」、
(教頭が内々に校長に「教師に向いてない。辞めさせたら」と言っていたことが、証人尋問で明らかに。その態度からして、パワハラに近かったのでは?)


判決の問題点以外に明らかにしたいこと

◇磐田市のかん口令を打破し地元の声を集めよう。
 なぜ同僚から、百合子さんへの思いやる声が出てこないのか?
 百合子さんと紙一重の状況の人もいたのでは?


◇百合子さんが所属した県教組からも声を上げてほしい!


◇文科省と地域の教育研究の2つの委託を受けていた実態を明らかにしたい。教職員なら、委託研究とその発表、しかも2つも重なっていて、その職場が余裕ある状況ではなかったことは、明々白々。

◇初任者研の改善 

◇長時間勤務の実態    


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神戸でも 公務災害認定判決出る! [木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判]

☆ 全教談話 2011年12月15日
木村・船越両裁判の勝利を確定させ、教職員の働き方を改善させよう(談話)
全日本教職員組合(全教)  生権局長 蟹澤昭三
1  12月15日、静岡地方裁判所で争われていた木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判と、神戸地方裁判所で争われていた船越賀代子さんの公務災害認定を求める裁判で、ともに公務災害と認める判決がだされました。関係者のみなさんの、この間のご奮闘に心から敬意を表すものです。
2  木村百合子さんは、2004年4月、静岡県磐田市立東部小学校に新規採用され、4年生のクラス担任となりました。しかし、担任したクラスには多動性・衝動性が顕著な児童もおり、クラス全体への指導について大きな困難に直面しました。そうした状況にもかかわらず、学校としての支援体制がつくられず、加えて、多忙さゆえの長時間労働も重なり、5月の終わり頃には、心身ともに衰弱していきました。そのうえ、管理職からは責められ、クラスの保護者からは苦情の手紙が届くという状況のなか、2004年9月に自死しました。
3  船越賀代子さんは、2004年3月、5校時終了後にくも膜下出血を起こし、手術後も脳梗塞後遺症による四肢麻痺などの障害が残りました。賀代子さんは、当時、6年生の担任として卒業式に向けての激務が続いており、発症前1ヵ月の時間外労働は140時間、直前の1週間は40時間を超えていました。卒業に向けての仕事、成績処理、ノート点検や授業の準備、帳簿の記入などの仕事に追われたことが疾病発症につながったことは明らかでした。
4  全国の多くの教職員が、木村・船越両事件と同じように、「紙一重」の状況下で働いています。文科省の発表では、2010年度に新採1年目にもかかわらず退職された方は296人でした。内訳をみると、病気を理由に退職された方のうち、90%が精神疾患でした。また、2009年度には、全国の教職員のうち8,627人が病気休職しており、うち5,458人が精神疾患であり、異常な事態です。長時間過密の労働、際限ない業務量の増加、教室内外で生起する負担の数々の中で、多くの教職員が痛めつけられているのです。
5  全教は、地方公務員災害補償基金の静岡・兵庫の両支部は、控訴することなく、ただちに判決に従い、木村百合子さんと船越賀代子さんの公務災害を確定することを強く求めます。学校現場において、教職員のいのちと健康が守られることは何にもまして大切にされなければなりません。同時に、もっとも重要なことは、こうした公務災害を二度と学校現場から起こさないことをめざして、国と地方の教育行政の責任で条件整備をすすめることです。そのためには、初任者研修のあり方を抜本的に見直すとともに、少人数学級を推進し、教職員定数をせめてOECD平均並みに確保することを基本に、教職員の長時間過密労働を解消することが何としても必要です。全教は、その運動を全力ですすめるものです。                                以上
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木村裁判 第1回証人尋問4月14日の報告 [木村百合子さんの公務災害認定を求める裁判]

木村裁判 2011年4月14日(木)
証人尋問第1回 報告

 4月14日、木村裁判で初めての証人尋問が行われました。
 今回の証人は当時の研修主任と教頭です。


 はじめに報告したいのは、新たな、そして驚くべき事実がわかったということです。

 それは、5月の段階で、教頭が木村さんに対し「教師に向いていない。」という評価を下していたということです。(5/13)

 それは、当時の研修主任との次のようなやりとりからわかりました。

 木村さん側弁護士

「5月に木村さんと話をしたときに木村さんが泣き崩れ、『私を見ていて欲しい。』と言われて、あなたは支援に入ることにした。そのとき木村さんの指導教諭や教頭先生にも入ってもらおうとしなかったのはなぜですか?」

 当時の研修主任

「教頭は木村先生は教師に向いていないと言っていた。自分はそれはないだろうと思っていたので、自分が助けるしかないと思った。」


 このことについて教頭は校長に「教師に向いていない。辞めてもらったらどうか。」と言ったと証言しました。校長はそれに対し、「まだ期限付き任用期間なんだし、長い目でみてやって。」と言ったそうです。

 その言葉をなぜ研修主任が知っていたのか?

 この学校では週に1回、4~6年の主任、研修主任、教務、教頭で

「なっとうく会議」

というのをやっていたそうですが、おそらくその席上でも教頭は同様の発言をしていたのではないでしょうか。
 

 教頭は「なっとうく会議」では木村さんをどう支援していくかを検討したといいますが、議事録を見る限りでは有効な手立てが打たれていません。この会議の主導権を握る教頭が木村さんに対してそのような評価をし、それを口にしていたと考えれば、すべて納得できます。


 また、「なっとうく会議」の議事録(教頭が記録)には「K・・・キリスト教、毎週教会に行く。思い込みが激しく、つまらないプライド高い。」と書かれています。
 これが教頭並びに「なっとうく会議」での木村さんの評価だったということです。
 

 この他にも、ベランダで遊んではいけない(そういう規則になっていた)と注意した木村さんに何人かの男子児童が「何でいけないのか?」と反発し、職員室までついてきてもめたという事件も出てきました。
 そのことが「なっとうく会議」で話題になったのですが、結論は「ダメなものはダメという教師の姿勢が必要。」という訳のわからないことだったそうです。

 2人の証言の中に、いくつかの矛盾も出てきました。


 1つは、当時の研修主任は木村さんが亡くなった後そのクラスを受け持ちましたが、2月頃になってNくんのお母さんから「もう通院しなくて良くなった。医師からはADHDではないと言われた。」という連絡帳を受け取り、教頭にも見せた、と証言しました。

 しかし、お母さんは陳述書の中で、当時の研修主任からは何の話もなく、お母さんから連絡したこともない、と述べています。


 また、当時の研修主任は、6月に木村さんのクラスで朝の会の時間なのに子どもたちが騒いでおり、注意しに入ったら木村さんが何もしないで座っていたので木村さんを廊下に呼び出した。この時「アルバイトじゃないんだ、しっかり働け。」と厳しく叱責したが、児童に見えないように、また声も聞こえないように配慮したと証言しました。


 誰にも見られていないはずとも言いましたが、しかし同じ学年の先生の陳述書の中に、「木村さんが、当時の研修主任から怖い顔で厳しくしかられているのを見た。」という記述があります。


 さらに、教頭は事件後に教育委員会も同席して遺族との話し合いを持ったときに「Nくんが教室を飛び出し郊外へ出ようとするのを木村さんが止めようとしているところに養護教諭からの知らせで駆けつけた。そのとき木村さんはNくんを羽交い締めにしていた。」と言ったのに、陳述書では「Nくんは暴れてはおらず、木村さんから離れようともしなかった。」と書いています。


 話がまた教頭に戻ってしまいますが、結局、教頭には木村さんを支援する気がなかったということがハッキリわかりました。いろいろな事実を把握し、対策が必要と言いながら、教頭は木村さんが書いた初任者研修の実習録も、Nくんについての記録ノートも見ていませんでした。指導教諭や養護教諭から詳しく話を聞くこともしませんでした。


 これには裁判官も驚いたようで、「なぜ情報を集めようとしなかったんですか?」と質問したくらいです。


 それから、なんと今回の尋問のために木村さん側の弁護士が記録ノートや元校長の陳述書などを郵送したのに、教頭はなんと封も開けていなかったと言ったことです。



 あと、次の証人尋問ではお母さんの他に、三島市の元先生も採用されることになりました。裁判所側が一旦認めなかった証人が、採用されるのは、なかなかないことのようです。
 


 最後に、新たな事実をあぶり出した木村さん側の弁護士の追求に拍手!


下記も参照を。
http://video.labornetjp.org/Members/YUMOTO/videos/syouninjinmon.wmv/view


次回は、


5月12日(木)13時30分~16時30分 


静岡地裁

静岡駅北口から、歩いても15分くらい。
駿府公園の西側、その南隣は静岡税務署、市立病院です。


是非、傍聴に来てください。静かであれば、途中入退OKです。


はるばる東京や大阪・堺からも来てくださっています。


2回目の証人は、
木村百合子さんのお母さんと、
三島市の元小学校教員だった方です。

 なぜ、この裁判は起こされたのか、誰か個人を責めるつもりではないこと、

 本来、新採教員は、どう育てられるべきか、学校では、どう支えあったらいいのか、

 木村さんは、どうだったのか、

などが、よくわかると思います。

さらに3回目の証人尋問は、6月9日(木)に予定されています。
証人は、両者から、精神科医の方が来る予定です。
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